Project Details
Project
Concordia Financial Group, Ltd. Green Bond Second-Party Opinion (Japanese)
Client
Concordia Financial Group, Ltd.
Project Type
Green Bond/Loan
Industry Group
Banks
Use of Proceeds
Renewable energy; Green buildings; Clean transport; Energy efficiency;
Location
Japan
Evaluation Date
Jul 2021
Evaluation Summary
サステイナリティクスは、コンコルディア・フィナンシャルグループ グリーンボンドフレームワークは信頼性及び環境改善効果を有し、グリーンボンド原則2021の4つの要件に適合しているとの意見を表明します。サステイナリティクスが、この評価に際して考慮したのは以下の要素です。
調達資金の使途
資金使途の対象となる適格カテゴリー、グリーンビルディング、再生可能エネルギー、エネルギー効率、及びクリーンな輸送は、GBPにおいて認められているカテゴリーと合致しています。また、サステイナリティクスは、適格プロジェクトは、環境改善効果をもたらし、国際連合が定める持続可能な開発目標(SDGs)の目標7、9及び11を推進するものと考えます。
プロジェクトの評価及び選定
適格プロジェクトは、経営企画部が起案し、グループSDGs委員会における協議を経て策定された適格クライテリアに基づいて、経営企画部が選定し、最終判断を行います。コンコルディアFGによる、環境・社会に対しリスクとなる可能性が高いセクターに関する「セクターポリシー」と、融資審査における関連法令や諸規則の遵守を確認するプロセスは、フレームワークに基づいて行われる全ての資金充当の判断に適用されます。サステイナリティクスは、これらのリスク管理体制は適切であると考えます。サステイナリティクスは、コンコルディアFGによる同プロセスはマーケット・プラクティスに合致していると考えます。
調達資金の管理
グリーンボンドによる調達資金は、経営企画部が少なくても年に1回以上、エクセル管理によって追跡管理します。未充当資金が生じた場合は、その同額が現金及び現金同等物、及び/又は流動性の高い有価証券に投資されます。コンコルディアFGの調達資金の管理はマーケット・プラクティスに合致しています。
レポーティング
コンコルディアFGは、グリーンボンドによる調達資金が全額充当されるまでの間、少なくとも年1回以上、同社ウェブサイト上で、適格クライテリアのカテゴリー毎の充当額及び未充当資金の額を含む調達資金の充当状況、並びに環境改善効果について開示する予定です。サステイナリティクスは、コンコルディアFGのレポーティングはマーケット・プラクティスに合致するものと考えます。