Project Details
Project
Iwatani Corporation Green Bond Framework Second-Party Opinion (Japanese)
Client
Iwatani Corporation
Project Type
Green Bond/Loan
Industry Group
Oil & Gas Producers
Use of Proceeds
Clean transport
Location
Japan
Evaluation Date
Nov 2021
Evaluation Summary
サステイナリティクスは、岩谷産業グリーンボンド・フレームワークは信頼性及び環境改善効果を有し、グリーンボンド原則2021の4つの要件に適合しているとの意見を表明します。この評価に際して考慮したのは以下の要素です。
調達資金の使途
資金使途の対象となる適格カテゴリー、クリーン輸送は、グリーンボンド原則2021において認められているカテゴリーと合致しています。また、サステイナリティクスは、適格カテゴリー下における水素供給施設に対する投資は環境改善効果をもたらし、国際連合が定める持続可能な開発目標(SDGs)の目標11を推進するものと考えます。尚、サステイナリティクスは、岩谷産業株式会社の水素の供給源について別段の留意点を認識しています。
プロジェクトの評価及び選定
岩谷産業株式会社のプロジェクト評価及び選定のプロセスは、取締役会承認を経た適格候補事業について、経理部が担当事業部門との協議・確認を経て、本フレームワークで規定された適格クライテリアへの適合を確認した上で対象事業を選定し、経理担当役員が最終決定する形で実施されます。岩谷産業株式会社は、環境及び社会的リスクを管理するプロセスを有し、同プロセスは、本フレームワークに基づいて行われる全ての資金充当の判断に適用されます。サステイナリティクスは、岩谷産業株式会社によるプロジェクトの評価及び選定プロセスはマーケット・プラクティスに合致していると考えます。
調達資金の管理
調達資金については、経理部が四半期毎に内部管理システムを用いて追跡管理します。岩谷産業株式会社は、調達資金の充当をグリーンボンドの発行から2年以内に完了する予定です。未充当資金が生じる場合には、現金または現金同等物にて運用されます。岩谷産業株式会社の調達資金の管理はマーケット・プラクティスに合致しています。
レポーティング
岩谷産業株式会社は、調達資金の充当状況及び環境改善効果について、同社ウェブサイト又はコーポレートレポート上で年次で報告する予定です。開示情報には、適格事業への充当額と未充当額、新規ファイナンスとリファイナンスの割合、未充当資金の充当予定時期に加えて、定性的及び定量的な環境改善指標が含まれます。サステイナリティクスは、岩谷産業株式会社のレポーティングはマーケット・プラクティスに合致するものと見解します。