Project Details
Project
Kenedix Office Investment Corporation Green Bond Framework Second-Party Opinion (Japanese)
Client
Kenedix Office Investment Corporation
Project Type
Green Bond/Loan
Industry Group
-
Use of Proceeds
-
Location
Japan
Evaluation Date
Dec 2018
Evaluation Summary
サステイナリティクスは、ケネディクス・オフィス投資法人(KDO)のグリーンボン ドフレームワークは信頼性及び環境改善効果を有し、グリーンボンド原則 2018 の 4 つの要件に適合しているとの意見を表明します。サステイナリティクスが、この評価 に際して考慮したのは以下の要素です。
調達資金の使途
本件の資金使途の対象となる(i)グリーンビルデ ィング及び(ii)省エネルギーや環境改善に資する工事や設備等改 修工事といったカテゴリーは、グリーンボンド原則で認識される使 途と合致し、明らかに環境改善効果をもたらします。サステイナリ ティクスは、適格グリーンプロジェクトは環境改善効果につなが り、国際連合が定める「持続可能な開発目標」(SDGs)の特に 「目標 7」と「目標 9」を推進するものと考えます。
プロジェクトの評価及び選定
KDO のプロジェクトに関する社内評価 選定プロセスは、KDO の資産運用会社であるケネディクス不動産投 資顧問(KFM)に設置された各部門の代表で構成される専門のサス テナビリティ委員会によって行われます。これはマーケット・プラ クティスに合致していると考えます。
調達資金の管理
KDO はグリーンボンドによる調達資金の充当状況 を追跡及びモニタリングする社内プロセスを整備し、外部の第三者 機関による検証を受けます。調達した資金の全額を直ちに充当しな い場合、KDO は未充当資金を追跡管理し、現金及び現金同等物で保 管することが法定書類に記載されます。このプロセスは現在のマー ケット・プラクティスに合致しています。
レポーティング
KDO は、年次で資金充当状況レポーティング及びイ ンパクトレポーティングを開示予定です。(i)資金充当状況レポー ティングでは、グリーンボンドの発行残高が、適格グリーンプロジ ェクトの規模を超過していないことを確認します。(ii)インパク トレポーティングでは、KDO はエネルギー消費量(原油換算 kl/ 年)、水使用量(㎥/年)、炭素排出量(tCO2/年)などの KPI(主 要業績評価指標)を通じて、環境性能指標を開示します。サステイ ナリティクスは、KDO のレポーティングはマーケット・プラクティ スに合致していると考えます。