Second-Party Opinion Download

サステイナリティクスは、丸紅株式会社 グリーンボンド・フレームワークは信頼性及び環境改善効果を有し、グリーンボンド原則2021の4つの要件に適合しているとの意見を表明します。サステイナリティクスが、この評価に際して考慮したのは以下の要素です。  

調達資金の使途

資金使途の対象となる適格カテゴリー、再生可能エネルギー、生物自然資源及び土地利用に係る環境持続型管理、持続可能な水資源及び廃水管理、及び汚染防止及び抑制は、GBPにおいて認められているカテゴリーと合致しています。また、サステイナリティクスは、適格プロジェクトは、環境改善効果をもたらし、国際連合が定める持続可能な開発目標（SDGs）の目標6、7、12及び 15を推進するものと考えます。

プロジェクトの評価及び選定

丸紅株式会社のプロジェクト評価及び選定のプロセスは、財務部が主導して実施されます。適格グリーンプロジェクトの候補について、財務部が、サステナビリティ推進部及び関連する事業部と協議の上、本フレームワークで規定された適格クライテリアとの一致を確認します。同プロセスを経て選定されたプロジェクトの最終承認はCFOが行います。本フレームワークに基づく資金充当に関する全ての判断には、丸紅のサステナビリティ評価ツールを用いた環境及び社会的リスクの事前評価プロセスが適用され、サステイナリティクスは同リスク管理体制は適切であると考えます。また、サステイナリティクスは、プロジェクトの選定のプロセスはマーケット・プラクティスに合致していると考えます。

調達資金の管理

丸紅株式会社の調達資金の管理は、財務部が少なくとも年に一度、内部管理システムを用いてグリーンボンドからの調達資金の充当額及び未充当額の追跡管理を行います。未充当資金については、その同額が現金及び現金同等物にて運用されます。丸紅株式会社の調達資金の管理プロセスはマーケット・プラクティスに合致しています。

レポーティング

丸紅株式会社は、調達資金が全額充当されるまでの間、調達資金の充当状況及び環境改善効果について年1回、自社のウェブサイト上で報告する予定です 。また、丸紅株式会社は関連するインパクト指標について報告するとともに、独立した外部機関から発行後レビューを取得することを約束しています。サステイナリティクスは、丸紅株式会社のレポーティングはマーケット・プラクティスに合致するものと考えます。