Project Details
Project
Mitsui Fudosan Green Bond Framework Second-Party Opinion (2022) Japanese
Client
Mitsui Fudosan
Project Type
Green Bond/Loan
Industry Group
Real Estate
Use of Proceeds
Green buildings
Location
Japan
Evaluation Date
Jan 2022
Evaluation Summary
サステイナリティクスは、三井不動産株式会社グリーンボンドフレームワークは信頼性及び環境改善効果を有し、グリーンボンド原則2021の4つの要件に適合しているとの意見を表明します。この評価に際して考慮したのは以下の要素です。
調達資金の使途
資金使途の対象となる適格カテゴリー、グリーンビルディングは、グリーンボンド原則2021において認められているカテゴリーと合致しています。また、サステイナリティクスは、適格プロジェクトは、三井不動産株式会社の事業に伴うCO2排出量の削減につながることが期待され、国際連合が定める持続可能な開発目標(SDGs)の目標9を推進するものと考えます。
プロジェクトの評価及び選定
三井不動産株式会社はESG推進委員会を設置しています。同委員会は代表取締役社長執行役員を委員長とし、三井不動産株式会社の全部門の担当役員から構成されます。ESG推進委員会が適格プロジェクトの評価・選定プロセスを監督・統括し、経理・財務担当執行役員が資金充当に関する最終決定を行います。三井不動産株式会社の環境及び社会的リスクの評価・低減のためのプロセス及び同社グループのサステナブル調達基準は、本フレームワークに基づく資金充当に関する全ての決定に適用されます。サステイナリティクスは、プロジェクトの選定のプロセスはマーケット・プラクティスに合致していると考えます。
調達資金の管理
三井不動産株式会社の経理部財務グループが調達資金の管理と適格グリーンプロジェクトへの充当を担当します。調達資金は社内管理システムを用いて追跡・管理されます。また、同社は発行から24カ月以内に調達資金全額の充当を完了する予定です。社内管理システムには、調達資金の適格プロジェクトへの充当状況と三井不動産株式会社及びその子会社の開発プロジェクトに提供された融資に関する情報が含まれる予定です。未充当資金が生じた場合は、現金同等物として保有されます。サステイナリティクスは、このプロセスはマーケット・プラクティスに合致していると考えます。
レポーティング
三井不動産株式会社は調達資金が全額充当されるまでの間、年一回、調達資金の充当状況、及びプロジェクトの環境改善効果を同社ウェブサイト上で開示する予定です。資金充当状況レポーティングでは、調達資金が充当された適格プロジェクトの情報、充当金額、充当日、未充当資金の額と充当予定時期が報告されます。外部の第三者機関が資金充当状況レポーティングの検証を行います。また、三井不動産株式会社は関連するインパクト指標を開示することを約束しています。サステイナリティクスは、三井不動産株式会社のレポーティング体制はマーケット・プラクティスに合致していると考えます。