Project Details
Project
Mitsui Fudosan Green Finance Framework Second-Party Opinion (2022) Japanese
Client
Mitsui Fudosan
Project Type
Green Bond/Loan
Industry Group
Real Estate
Use of Proceeds
Green buildings
Location
Japan
Evaluation Date
Apr 2022
Evaluation Summary
サステイナリティクスは、三井不動産グリーンファイナンスフレームワークは信頼性及び環境改善効果を有し、グリーンボンド原則2021及びグリーンローン原則2021の4つの要件に適合しているとの意見を表明します。この評価に際して考慮したのは以下の要素です。
調達資金の使途
資金使途の対象となる適格カテゴリー、グリーンビルディングは、グリーンボンド原則2021及びグリーンローン原則2021において認められているカテゴリーと合致しています。サステイナリティクスは、適格プロジェクトは、国際連合が定める持続可能な開発目標(SDGs)の目標9を推進するものと考えます。
プロジェクトの評価及び選定
三井不動産株式会社のサステナビリティ推進本部と経理部がプロジェクトを選定します。三井不動産株式会社がグリーンボンドを発行又はグリーンローンを実行する場合は、経理部関係業務の担当執行役員又は関連する部門長が最終決定を行います。グループ関係会社がグリーンローンを実行する場合は、当該グループ関係会社のCEO又はCFOが最終決定します。三井不動産株式会社の環境及び社会的リスクの評価・低減のためのプロセス及び同社グループのサステナブル調達基準は、本フレームワークに基づく資金充当に関する全ての決定に適用されます。サステイナリティクスは、プロジェクトの選定のプロセスはマーケット・プラクティスに合致していると考えます。
調達資金の管理
調達資金は、三井不動産株式会社の社内管理システム及びエクセルベースの管理表を用いて年に一度追跡・管理されます。三井不動産株式会社はグリーンボンドの発行又はグリーンローンの実行から24カ月以内に調達資金全額の充当を完了する予定です。未充当資金が生じた場合は現金同等物として保有されます。サステイナリティクスは、同プロセスはマーケット・プラクティスに合致していると考えます。
レポーティング
三井不動産株式会社は年一回、調達資金の充当状況及び環境改善効果を開示する予定です。同開示では、調達資金が充当された適格プロジェクトの情報、充当金額、充当日、未充当資金の額と充当予定時期、関連するインパクト指標が報告されます。サステイナリティクスは、三井不動産株式会社のレポーティング体制はマーケット・プラクティスに合致していると考えます。