Project Details
Project
NTT Group Green Bond Second-Party Opinion (Japanese)
Client
NTT Group
Project Type
Green Bond/Loan
Industry Group
Telecommunication Services
Use of Proceeds
Renewable energy; Green buildings; Energy efficiency;
Location
Japan
Evaluation Date
Sep 2021
Evaluation Summary
サステイナリティクスは、NTTグループグリーンボンドフレームワークは信頼性及び環境改善効果を有し、グリーンボンド原則2021の4つの要件に適合しているとの意見を表明します。サステイナリティクスが、この評価に際して考慮したのは以下の要素です。
調達資金の使途
資金使途の対象となる適格カテゴリー、1)エネルギー効率、2)グリーンビルディング、3)再生可能エネルギーは、グリーンボンド原則2021において認められているカテゴリーと合致しています。また、サステイナリティクスは、NTTグループの適格プロジェクトは、環境改善効果をもたらし、国際連合が定める持続可能な開発目標(SDGs)の目標7及び 9を推進するものと考えます。
プロジェクトの評価及び選定
NTTグループの各関連会社が適格クライテリアを基に候補プロジェクトを評価・選定し、NTTファイナンスの財務事業本部グループファイナンス部が日本電信電話株式会社と協議の上、NTTグループCSR憲章に沿ってプロジェクトを選定します。最終決定はNTTファイナンスの財務事業本部グループファイナンス部管掌役員が行います。NTTグループは環境・社会的リスクの低減に向けたプロセスを定め、本フレームワークの下で行われる全ての資金充当に関する判断に適用されます。サステイナリティクスは同リスク管理プロセスは適切であると考えます。NTTグループのプロジェクトの評価及び選定のプロセスは、マーケット・プラクティスに合致しています。
調達資金の管理
NTTグループのグリーンボンドの調達資金は、NTTファイナンスによって管理されます。NTTファイナンスの財務事業本部グループファイナンス部が社内管理システムを用いてグリーンボンドの調達資金の充当額及び未充当額の追跡管理を行います。未充当資金については、調達資金と同額を現金又は現金同等物にて管理する予定です。NTTグループの調達資金の管理プロセスは、マーケット・プラクティスに合致しています。
レポーティング
NTTグループは、充当状況及び環境改善効果について年次で報告することを約束しています。充当状況レポーティングには、充当プロジェクトの概要、充当額及び未充当資金の額が含まれ、インパクトレポーティングには、CO2排出削減量やグリーンビルディングの取得認証及びレベルを含む定量的及び定性的な環境改善指標が含まれます。NTTグループのレポーティングは、マーケット・プラクティスに合致しています。