Second-Party Opinion Download

サステイナリティクスは、ルネサス エレクトロニクス株式会社グリーンボンドフレームワークは信頼性及び環境改善効果を有し、グリーンボンド原則2021の4つの要件に適合しているとの意見を表明します。この評価に際して考慮したのは以下の要素です。  

調達資金の使途

資金使途の対象となる適格カテゴリー、クリーン輸送、エネルギー効率、再生可能エネルギー、及び持続可能な水資源及び廃水管理は、グリーンボンド原則において認められているカテゴリーと合致しています。また、サステイナリティクスは、適格プロジェクトは、環境改善効果をもたらし、国際連合が定める持続可能な開発目標（SDGs）の目標6、7及び 11を推進するものと考えます。

プロジェクトの評価及び選定

オートモーティブソリューション事業本部、IoT・インフラ事業本部、サステナビリティ推進室、及び最高技術責任者（CTO）が、本フレームワークの適格クライテリアへの準拠、ルネサス エレクトロニクス株式会社のサステナビリティ目標との整合性、及び国内外で適応される環境基準・規制に基づき、適格グリーンプロジェクトを評価及び選定します。最終承認は最高財務責任者（CFO）が行います。ルネサス エレクトロニクス株式会社は環境及び社会的リスクを特定・管理するための社内プロセスを定めており、本フレームワークに基づく資金充当に関する全ての判断に適用されます。サステイナリティクスは、同リスク管理体制は適切であり、プロジェクトの選定のプロセスはマーケット・プラクティスに合致していると考えます。

調達資金の管理

財務管理チームが適格グリーンプロジェクトに関する個別の帳簿を用いて、調達資金の充当額及び未充当額を年次で管理します。ルネサス エレクトロニクス株式会社は、グリーンボンドによる調達資金と同等の額以上の適格グリーンプロジェクト・ポートフォリオに対して資金充当が行われるように管理します。調達資金の全額充当までの間、調達資金は現金、現金同等物、及び短期金融商品の形態で保有されるか、既存の借入金の返済に充てられます。これはマーケット・プラクティスに合致しています。

レポーティング

ルネサス エレクトロニクス株式会社は調達資金が全額充当されるまでの間、調達資金の充当状況と、可能な場合には調達資金の環境改善効果について年一回、同社のウェブサイト上で報告する予定です。資金充当状況レポーティングには、債券及びカテゴリー単位での調達資金の適格グリーンプロジェクトへの充当額、及び調達資金の未充当残高が記載されます。サステイナリティクスは、ルネサス エレクトロニクス株式会社の資金充当状況、及びインパクト・レポーティングはマーケット・プラクティスに合致していると考えます。