Second-Party Opinion Download

サステイナリティクスは、セイコーエプソン株式会社（以下、「セイコーエプソン」 あるいは「同社」）のグリーンボンドフレームワーク（以下、「本フレームワー ク」）が信頼性及び環境改善効果を有し、グリーンボンド原則 2018（Green Bond Principles、以下 GBP）の 4 つの要件に適合しているとの意見を表明します。サステ イナリティクスが、この評価に際して考慮したのは以下の要素です。

調達資金の使途

資金使途の対象となる適格カテゴリー、1）高環境 効率商品、環境適応商品、環境に配慮した生産技術およびプロセ ス、2）汚染防止及び抑制、3）持続可能な水資源及び廃水管理、 4）再生可能エネルギーは、GBP において認められているカテゴリ ーと合致しています。また、サステイナリティクスは、セイコーエ プソンの適格プロジェクトは、環境改善効果をもたらし、国際連合 が定める持続可能な開発目標（SDGs）の目標 6、7、9 及び 12 を推 進するものと考えます。

プロジェクトの評価及び選定 

セイコーエプソンの資金使途の候補と なるプロジェクトは、適格クライテリアに沿って、経営・財務管理 部、CS 品質・環境企画部門及び CSR/CSV 推進部門が選定します。 選定されたプロジェクトは、経営戦略会議にて審議され、最終決定 は最高財務責任者が行います。同社の評価及び選定プロセスはマー ケット・プラクティスに合致しています。

調達資金の管理

同社の経営・財務管理部 が四半期毎に社内システ ムを用いて充当額及び未充当資金の額を追跡管理します。 未充当資 金は、現金又は現金等価物にて管理されます。サステイナリティク スは、同社の調達資金の管理プロセスはマーケット・プラクティス に合致していると考えます。

レポーティング

セイコーエプソンは、グリーンボンドの償還までの 期間、年次で同社ウェブサイトにて充当状況レポーティング及びイ ンパクトレポーティングを行う予定です。レポーティングには、充 当額及び未充当額、充当プロジェクトの概要、ファイナンス・リフ ァイナンスの割合及び充当プロジェクトに関連する環境改善指標が 開示されます。また、同社は独立した外部機関であるサステイナリ ティクスから、コンプライアンス・レビューを年次で取得する予定 です。サステイナリティクスは、同社の充当状況レポーティング及 びインパクトレポーティングの実施に加え、コンプライアンス・レ ビューの取得に対するコミットメントは、マーケット・ベスト・プ ラクティスに合致していると考えます。