Project Details
Project
Toyota Tsusho Corporation Green Finance Framework Second-Party Opinion (2022) Japanese
Client
Toyota Tsusho Corporation
Project Type
Green Bond/Loan
Industry Group
Traders & Distributors
Use of Proceeds
Renewable energy
Location
Japan
Evaluation Date
Oct 2022
Evaluation Summary
サステイナリティクスは、豊田通商株式会社グリーンファイナンス・フレームワークは信頼性及び環境改善効果を有し、グリーンボンド原則2021及びグリーンローン原則2021の4つの要件に適合しているとの意見を表明します。この評価に際して考慮したのは以下の要素です。
調達資金の使途
資金使途対象の適格カテゴリーである再生可能エネルギーは、グリーンボンド原則 2021 及びグリーンローン原則 2021 において認められているカテゴリーと合致しています。また、サステイナリティクスは、再生可能エネルギープロジェクトへの投資が、環境改善効果をもたらし、国際連合が定める持続可能な開発目標(SDGs)の目標 7を推進するものと考えます。
プロジェクトの評価及び選定
豊田通商株式会社の財務部が、カーボンニュートラル推進部の支援を受けながら、適格プロジェクトの評価及び選定を行います。資金充当に関する最終決定は、財務部長が行います。豊田通商株式会社は、適格プロジェクトに関連する環境及び社会的リスクの管理プロセスを導入しており、同プロセスは本フレームワークに基づく資金充当に関する全ての決定に適用されます。サステイナリティクスは、豊田通商株式会社の同プロセスはマーケット・プラクティスに合致していると考えます。
調達資金の管理
適格グリーンプロジェクトに対する調達資金の充当及び管理は、豊田通商株式会社の財務部が行います。調達資金はExcelファイルを利用して追跡・管理されます。また、豊田通商株式会社は、グリーンボンドの発行又はローンの実行後、翌会計年度までに全額の充当を完了する予定です。未充当資金が生じた場合は、現金及び現金同等物にて管理します。サステイナリティクスは、豊田通商株式会社の調達資金の管理はマーケット・プラクティスに合致していると考えます。
レポーティング
豊田通商株式会社は、年一回、調達資金が全額充当されるまで調達資金の充当状況を自社のウェブサイトで開示する予定です。資金充当状況レポーティングとして、カテゴリー単位での調達資金の充当額、未充当資金の残高、適格プロジェクトの概要などの情報が報告されます。また、豊田通商株式会社は、実務上可能な範囲で、再生可能エネルギーの想定発電容量(MW)、年間の推定CO2排出削減量(tCO2)、年間の再生可能エネルギー消費量(TJ)などの関連するインパクト指標について報告することを約束しています。サステイナリティクスは、豊田通商株式会社のレポーティングはマーケット・プラクティスに合致していると考えます。