Project Details
Project
Ajinomoto Co., Inc. Sustainability Linked-Financing Framework Second-Party Opinion (2023) Japanese
Client
Ajinomoto Co., Inc.
Project Type
Sustainability Linked Bond or Note; Sustainability Linked Loan;
Industry Group
Food Products
Use of Proceeds
N/A
Location
Japan
Evaluation Date
May 2023
Evaluation Summary
サステイナリティクスは、味の素株式会社サステナビリティ・リンク・ファイナンス・フレームワークがサステナビリティ・リンク・ボンド原則2020(SLBP) 及びサステナビリティ・リンク・ローン原則2023(SLLP)に適合しているとの意見を表明します。
重要業績評価指標(KPIs)の選定
味の素株式会社サステナビリティ・リンク・ファイナンス・フレームワークは、(1)スコープ1・2のGHG排出量削減率及び(2)スコープ3のGHG排出量原単位削減率の2つのKPIsを選定しています(表1参照)。サステイナリティクスは、重要性(マテリアリティ)及び関連性、適用対象範囲、外部により定義された明確かつ一貫した方法論、ベンチマーク可能性を踏まえ、これらのKPIsをVery Strongと評価します。
サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPTs)の設定
サステイナリティクスは、設定されているSPTsが味の素株式会社のサステナビリティ戦略と整合していると考えます。さらに、サステイナリティクスは、過去のパフォーマンス実績、同業他社との比較、科学的根拠のある軌道との整合性を踏まえ、SPT 1をHighly Ambitious、SPT 2をAmbitiousと評価します。
債券及びローンの特性
味の素株式会社は、サステナビリティ・リンク・ボンド及びローンの財務的特性を、SPTsの達成状況に連動させます。財務的特性の調整としては、利率のステップアップ、寄付、排出権の購入があり、(1)目標達成状況を確認する日までにSPTsのいずれかが未達である場合、又は(2)関連するファイナンスについての法的書類で定められる形で適時にSPTsに対するKPIパフォーマンスの検証が提供及び開示されなかった場合、に実施されます。
レポーティング
味の素株式会社は、KPIsの進捗状況について年次で同社ウェブサイトにて報告することを約束しています。また、味の素株式会社は、KPIに影響し得るサステナビリティ戦略やアクションプランの実行状況における変化等の関連情報を開示することも約束しています。レポーティングに関する約束は、SLBP及びSLLPに 適合しています。
検証
味の素株式会社は、少なくとも年次で、各SPTに対するKPIパフォーマンスについて限定的保証を外部から得ることを約束しています。検証に関する約束は、SLBP及びSLLPに 適合しています。