Project Details
Project
Kyushu Railway Company Green Bond Second-Party Opinion (Japanese)
Client
Kyushu Railway Company
Project Type
Green Bond/Loan
Industry Group
Transportation
Use of Proceeds
Clean transport; Green buildings;
Location
Japan
Evaluation Date
Feb 2021
Evaluation Summary
サステイナリティクスは、九州旅客鉄道株式会社(以下、「JR 九州」あるいは「同 社」)のグリーンボンドフレームワーク(以下、「本フレームワーク」)は信頼性及 び環境改善効果を有し、グリーンボンド原則 2018(Green Bond Principles、以下、 「GBP」)の 4 つの要件に適合しているとの意見を表明します。サステイナリティク スが、この評価に際して考慮したのは以下の要素です。
調達資金の使途
資金使途の対象となる適格カテゴリー、クリーンな 運輸及びグリーンビルディングは、GBP において認められているカ テゴリーと合致しています。また、サステイナリティクスは、適格 プロジェクトは、環境改善効果をもたらし、国際連合が定める持続 可能な開発目標(SDGs)の目標 9 及び 11 を推進するものと考えま す。
プロジェクトの評価及び選定
JR 九州の財務部は、資金使途の適格 クライテリアを基に、候補プロジェクトの評価及び選定を行い、ま た、同社の執行役員財務部長は、選定されたプロジェクトの最終承 認を行います。JR 九州の同プロセスはマーケット・プラクティス に合致していると考えます。
調達資金の管理
JR 九州の財務部は、四半期毎に、同社の内部会計 システムを利用し、適格プロジェクト毎に充当状況の追跡管理を行 います。また、グリーンボンドによる調達資金が適格プロジェクト に充当されるまでの間、未充当資金ついては、現金または現金同等 物にて運用されます。JR九州の調達資金の管理はマーケット・プラ クティスに合致しています。
レポーティング
JR 九州は、グリーンボンドによる調達資金の充当 状況及び環境改善効果を年次で同社ウェブサイト上に開示する予定 です。充当状況レポーティングには、適格プロジェクトの概要、充 当額と未充当額、充当予定時期、新規ファイナンスとリファイナン スの割合について報告され、インパクト・レポーティングには、新 型車両導入による年間 CO2 排出削減量、防災対策工事の実施状況、 グリーンビルディング認証取得状況を含む定量的及び定性的な環境 改善指標について報告される予定です。サステイナリティクスは、 JR 九州のレポーティングはマーケット・プラクティスに合致する ものと見解します。