Project Details
Project
Nissan and Nissan Sales Finance affiliates Sustainable Finance Framework Second-Party Opinion (2022) Japanese
Client
Nissan Motor Co., Ltd.
Project Type
Sustainability Bond/Loan
Industry Group
Automobiles
Use of Proceeds
Clean transport; Renewable energy; Energy efficiency; Water/waste water management;
Location
Japan
Evaluation Date
Jul 2022
Evaluation Summary
サステイナリティクスは、日産自動車・販売金融子会社サステナブル・ファイナンス・フレームワークは信頼性及び環境改善効果を有し、サステナビリティボンド・ガイドライン 2021、グリーンボンド原則2021、ソーシャルボンド原則 2021、グリーンローン原則2021、及びソーシャルローン原則2021の4つの要件に適合しているとの意見を表明します。この評価に際して考慮したのは以下の要素です。
調達資金の使途
資金使途対象の適格カテゴリーであるクリーン輸送、再生可能エネルギー、エネルギー効率、持続可能な水資源及び廃水管理、廃棄物管理と循環経済、手ごろな価格の基本的インフラ設備は、グリーンボンド原則、ソーシャルボンド原則、グリーンローン原則、及びソーシャルローン原則において認められているカテゴリーと合致しています。また、サステイナリティクスは、適格プロジェクトは、環境または社会改善効果をもたらし、国際連合が定める持続可能な開発目標(SDGs)の目標6、7、9、11及び 12を推進するものと考えます。
プロジェクトの評価及び選定
日産自動車株式会社のサステナブル・ファイナンス委員会が、本フレームワークの適格クライテリアに基づき、適格プロジェクトの評価及び選定を行います。日産自動車株式会社は、環境及び社会的リスクの管理体制を有しており、本フレームワークに基づく資金充当に関する全ての判断に適用されます。サステイナリティクスは、同リスク管理システムは適切であり、プロジェクトの評価及び選定のプロセスはマーケット・プラクティスに合致していると考えます。
調達資金の管理
日産自動車株式会社が調達主体である場合、同社の財務グループが調達資金を追跡・管理します。日産販売金融子会社が調達主体である場合、当該子会社の関連部署が調達資金を追跡・管理します。日産自動車株式会社及び販売金融子会社は、ボンド及び/又はローンの発行後24カ月以内に調達資金を適格プロジェクトに充当する予定です。調達資金が全額充当されるまでの間、未充当資金は現金又は現金同等物として管理するか、短期借入金の返済に充てられます。これはマーケット・プラクティスに合致しています。
レポーティング
調達資金の充当状況及びインパクトについては、日産自動車株式会社及び/又は日産販売金融子会社のウェブサイト上で年次で報告する予定です。同報告は、日産自動車株式会社が調達主体となる場合は調達資金が全額充当されるまで、日産販売金融子会社が調達主体となる場合は満期まで行われます。同報告には、充当額、未充当資金の残高、及び関連するインパクト指標が含まれます。サステイナリティクスは、日産自動車株式会社及び販売金融子会社の資金充当状況、並びにインパクト・レポーティングはマーケット・プラクティスに合致していると考えます。