Project Details
Project
NTT Group Green Bond Second-Party Opinion (Japanese)
Client
NTT Group
Project Type
Green Bond/Loan
Industry Group
Telecommunication Services
Use of Proceeds
Renewable energy; Energy efficiency; Green buildings;
Location
Japan
Evaluation Date
Jun 2020
Evaluation Summary
サステイナリティクスは、NTT グループ(総称して NTT グループ及びその関連企業 を指す。以下、「NTT グループ」あるいは「同グループ」)のグリーンボンドフレー ムワーク(以下、「本フレームワーク」)は信頼性及び環境改善効果を有し、グリー ンボンド原則 2018(Green Bond Principles、以下、「GBP」)の 4 つの要件に適合 しているとの意見を表明します。サステイナリティクスが、この評価に際して考慮し たのは以下の要素です。
調達資金の使途
資金使途の対象となる適格カテゴリー、1)エネルギ ー効率、2)グリーンビルディング、3)再生可能エネルギーは、GBP において認められているカテゴリーと合致しています。また、サス テイナリティクスは、同グループの適格プロジェクトは、環境改善 効果をもたらし、国際連合が定める持続可能な開発目標(SDGs) の目標 7 及び 9 を推進するものと考えます。
プロジェクトの評価及び選定
NTT グループの各関連会社が適格ク ライテリアを基に候補プロジェクトを評価・選定し、NTT ファイナ ンス財務部及び日本電信電話株式会社が NTT グループ CSR 憲章に 沿ってプロジェクトを選定します。最終決定は、NTT ファイナンス の財務部管掌役員によって行われます。同グループのプロジェクト の評価及び選定のプロセスは、マーケット・プラクティスに合致し ています。
調達資金の管理
NTT グループのグリーンボンドの調達資金は、NTT ファイナンスによって管理されます。NTT ファイナンス財務部が社 内管理システムを用いてグリーンボンドの調達資金の充当額及び未 充当額の追跡管理を行います。未充当資金については、調達資金と 同額を現金又は現金同等物にて管理する予定です。同グループの調 達資金の管理プロセスは、マーケット・プラクティスに合致してい ます。
レポーティング
NTT グループは、充当状況レポーティング及びイ ンパクトレポーティングを同グループのグループウェブサイト又は 統合レポート上で年次の報告を約束しています。充当状況レポーテ ィングには、充当状況、充当プロジェクトの概要、充当額及び未充 当資金の額、新規ファイナンス及びリファイナンスの充当割合が含 まれます。インパクトレポーティングには、CO2 排出削減量及び CO2 排出量を含む定量的な環境改善指標に加え、グリーンビルディ ングの取得認証及びレベル含む定性的な環境改善指標が含まれま す。サステイナリティクスは、同グループのレポーティングは、マ ーケット・プラクティスに合致していると考えます。